Our works
リノベーション
住まい全体を一新し、間取りを変えたり、
性能を向上させ、建物に新しい価値を生みだす
リノベーションの選択が増えています。
愛着のある我が家を快適に、もっと住みやすくしたい。住まい全体を一新し、間取りを変えたり、性能を向上させ、建物に新しい価値を生みだすリノベーションの選択が増えています。
父が建てた築40年の木造の家は、私が小学低学年のころ、大工だった祖父が手掛けた、とても思い出のある家です。その空き家状態だった実家を下の子が小学校に入るのを機に、引っ越すことを決意し、リノベーションすることに。もともと、基礎や躯体が頑丈だった分、断熱性能を上げること、耐震補強や内装材にムク材を多く使うことへ予算をかけられました。
間取りをほとんど変えず、開放的な空間に。各和室の建具を取り除き、廊下を無くすだけで、広がりと暮らしやすいLDK。浴室やトイレの位置は変えずに将来も使いやすいよう工夫した。
移動したのは、北側の壁付けのキッチン。日々、家族と楽しくコミュニケーションがとれるよう、家の真ん中に移動させ、アイランド型にしました。
柱もすべて以前のもの。新たな構造材は入れず、活かせるものは活かして、古い家の記憶を残したかったそう。住宅改修は、古い要素がどこかに残るもの。それが木の家だと、新しい要素ともしっくりと馴染む。
断熱改修の効果は、住んですぐに実感。引っ越ししてきたのが12月下旬。オープンな間取りの平屋住宅(40坪)で、エアコン2台のみですが、家の中の温度差がほとんど無く、ストレスがなくなりました。床も無塗装の木にしたので、一年中、素足で過ごしています。思い出とともに、家族の歴史が確かに受け継がれている家。